あなたのメールはスパムになってるかもしれない
Substackで記事を書いていると、つい勢いで1日に何通もメールを送りたくなることがある。書けるなら書いた方がいい。そう思うのは自然だ。
だが、海外のSubstackコミュニティでは、メールの「送りすぎ」と「送る時間帯」の両方に対して、かなり明確な共通認識がある。
この記事では、海外で実際にどう言われているかを整理し、「毎日書きたい人」が読者を失わずに済む方法を紹介する。
海外のSubstackライターは何と言っているか
SubstackのNotes(短文投稿機能)で、あるライターがこう書いている。
If you have a Substack newsletter, please do not send out multiple emails a day to your subscribers. You are basically spamming them. (Substackのニュースレターを持っているなら、1日に何通もメールを送らないでほしい。それは実質スパムだ。)
これは一個人の意見ではなく、海外のSubstackコミュニティでかなり広く共有されている感覚だ。
Redditの r/Substack でも、「購読しているニュースレターからメールが来すぎて解除した」という声は定期的に上がっている。同様に、「深夜にメールが届いて通知で起こされた」という不満も珍しくない。
なぜ読者は離れるのか──頻度と時間帯、2つの地雷
理由はシンプルで、受信箱は読者にとって最もプライベートな空間だからだ。
SNSのタイムラインは流れていく。見なければ消える。だがメールは未読として残り続ける。しかもスマホに通知が届く。この2つの特性が、頻度と時間帯の両方を「地雷」にしている。
地雷①:送りすぎ
未読が溜まると、読者は「この人のメール、多すぎるな」と感じ始める。
開封率が下がる ── 1通あたりの価値が薄まり、「また来た」と思われる
解除(unsubscribe)が増える ── 特に連投直後に解除率が跳ね上がる
Gmailのプロモーションタブに落ちやすくなる ── メールプロバイダが「この送信者は頻度が高い」と判定する
つまり、送れば送るほど届かなくなるという逆説が起きる。
地雷②:深夜配信
夜中にスマホの通知が鳴れば、それだけで「この人のメール、迷惑だな」と感じる読者がいる。内容が良くても、届くタイミングが悪ければ印象は台無しになる。
深夜に書く人は多い。だが書く時間と届ける時間は別物だということを忘れてはいけない。
海外で支持されている「頻度」と「時間帯」の目安
頻度
多くのガイド記事が「週1回(Weekly)がGoldilocks Option(ちょうどいい選択肢)」としている。
時間帯
火曜〜木曜の午前中が開封率が高いとされる定番の時間帯
読者が朝のルーティンでメールを開くタイミングに合わせるのが基本
週末や深夜は開封率が下がりやすく、未読のまま埋もれるリスクが高い
「高頻度=正義」は旧時代の常識
「メールは頻繁に送るほど効果がある」という考え方は、もともとECや企業マーケティングの世界で生まれたものだ。商品を売るためのメルマガなら、接触頻度を上げることに意味があった。
だがSubstackは違う。Substackは著者と読者が信頼関係で結ばれるメディアだ。
信頼関係においては、「たくさん届く」ことよりも「届いたら必ず読みたい」と思われることの方が重要だ。
「毎日書きたい人」はどうすればいいのか
書くペースを落とす必要はない。書く頻度とメール送信頻度を分離すればいい。
海外で広まっている実務的な方法がこれだ。
💡毎日Substackに記事を「公開」する。ただしメール送信は週1〜2回に絞る。
Substackでは、記事を公開するときに「Send to subscribers(購読者にメール送信)」のチェックを外すことができる。チェックを外した記事は、Substackのウェブサイトやアプリには表示されるが、メールとしては送信されない。
そしてメールを送る記事には、予約投稿を使う。記事の公開画面で「Schedule time to email and publish(メール送信と公開の日時を予約)」にチェックを入れれば、指定した日時にメールが送信される。
つまり、こういう運用になる。
月〜土曜: 記事を書いて公開する。メール送信はオフ
日曜: 週のベスト記事、またはダイジェストを翌朝の時間帯に予約してメール送信する
こうすれば、
毎日書く習慣は維持できる
ウェブ上に記事が蓄積され、検索流入(SEO)が育つ
読者の受信箱は週1回、朝の最適な時間にだけ届く
書く量を減らさずに、届け方だけを最適化する。 これが海外の実務的な落としどころだ。
⏰️書く時間は自分の都合でいい。届ける時間は読者の都合に合わせる。
まとめ
1日に複数通のメール送信は、海外では明確にスパム扱いされている
深夜の配信も読者の印象を大きく損なう
週1回・午前中の配信がもっとも広く支持されている標準
毎日書きたいなら、「公開」と「メール送信」を分けて運用する
大事なのは送る回数ではなく、1通の重みを保つこと
受信箱は、読者があなたに預けた信頼の場所だ。そこを大切に扱うことが、長く読まれるニュースレターの土台になる。




よしださん、この記事はとてもありがたいです。記事の頻度もどのくらいなのか、気になりました。
「メールに送信する」も送り手側から設定できることで、購読してる方へ調整ができる機能もいいですね。
ありがとうございます🥰
届けたい人に気持ちよく届けられるように、実践していこうと思います!
ルーティンで毎日届く方がいいのかなと考えていたので、勉強になりました📚