専門性がある人ほど、Substackでは入口を広げたほうがいい
本当に伝えたい話は、あとから届ければいい
専門性がある人ほど、最初の入口で損をする
サブスタで読まれない原因は、専門性が足りないことではありません。
むしろ、専門性がある人ほど、最初の入口を狭くしすぎていることがあります。
保育、教育、占い、AI、キャリア、看護、子育て、海外暮らし、文章、ビジネス。語れることがある人ほど、いきなり本丸から話し始めてしまう。
でも、読者はまだあなたのことを良く知りません。
たとえば「木造住宅の耐震設計について書きます」と言われると、興味のある人には刺さります。けれど、最初から読者の幅はかなり限られます。
一方で、「築60年の家を自分で直しながら暮らす話」と言われると、入口が広がります。
DIYが好きな人、古い家に興味がある人、暮らしを整えたい人、これから家を建てたい人。いろんな人が話に入ってこれる。
専門性を捨てる必要はありません。
最初に広げるべきなのは、テーマそのものではなく、読者が入ってこれる角度です。
本当に伝えたい話は、あとから届ければいい
発信者は、自分が一番伝えたいことを最初に出したくなります。
深い思想。長年学んできた知識。現場で見てきた違和感。他の人には言えない本質。
もちろん、それは大事です。むしろ、その人にしか書けない部分です。
ただ、読者がまだあなたを知らない段階では、深すぎる話は届く前に通り過ぎられます。
最初に必要なのは、読者が「ちょっと読んでみたい」と思える入口です。
古い家を直しながら暮らす人なら、本人にとっては普通の日常が、読者には十分おもしろい。
床板をはがしてみる。古い道具を探して集める。季節ごとに家を手入れする。うまくいかずにやり直す。近所の人に教わる。
こういう生活感は、専門論より先に読者を引き寄せます。
そして読者ができたあとで、木造建築、構造、住まいの安全、設計思想の深い話に入っていけばいい。いきなり本丸に連れていくのではなく、まず玄関を開ける。
Substack初心者には、この順番がかなり大事です。
入口を広げることと、何でも書くことは違う
入口を広げるというと、「では、何でも書けばいいのか」と考える人がいます。
それは違います。
悪い広げ方は、中心が見えなくなることです。
日々思ったことを書きます
好きなことを自由に書きます
いろいろ発信します
これだと、読者は何を期待すればいいかわかりません。読む理由がない。覚える言葉もない。紹介もしにくい。
良い広げ方は、中心軸を残したまま、入口を増やすことです。
四柱推命を20年学んできた人なら、いきなり「鑑定を受けてください」ではなく、別の入口を作れます。
自分の性質を知ると、生き方が少し楽になる話
子どもの性格を決めつけずに見るヒント
人生後半から学びを仕事に変える挑戦
子育てをテーマにする人なら、子育て中の人だけに閉じなくてもいい。
子どもを変える前に、仕組みを変える
親が自分を責めすぎないための工夫
家庭と職場に共通する、人との向き合い方
これなら、子育て中の人にも届きます。仕事や人間関係に悩む人にも届きます。
広げるとは、薄めることではありません。
深いテーマにたどり着く道を増やすことです。
Substackでは、短く覚えられる旗が強い
今の日本語Substackには、まだ空いている場所がたくさんあります。
だからこそ、早めに「このテーマならこの人」と思ってもらうことが大切です。ただし、旗の立て方を間違えると、細すぎて誰にも見えません。
「木造住宅の耐震設計の人」よりも、最初は「古い家を直しながら暮らす人」。
「四柱推命の鑑定者」よりも、最初は「自分らしさや親子関係のヒントをくれる人」。
「SEO担当者」よりも、最初は「会社員が仕事でAIを使うリアルを書いている人」。
専門用語として正確かどうかより、読者が一言で覚えられるかどうか。コメント欄で言いやすいか。誰かに紹介しやすいか。
Substackでは、ここが意外と大切です。
難しい肩書きより、短く言える旗。
最初はそれくらいで十分です。
最初の10本は、入口を試す期間でいい
初心者のうちは、いきなり正解を決めなくて大丈夫です。
最初の10本は、入口を試す期間。
そう考えたほうが、書き出しやすくなります。同じ専門性でも、切り口はいくつもあります。
体験談から入る
失敗談から入る
よくある質問に答える
読者の悩みから入る
日常の写真や出来事から入る
自分の変化の記録として書く
どの記事に反応があるかを見ながら、少しずつ旗を調整していけばいい。
プロフィール文も、タイトルの付け方も、記事末尾の案内も、最初から完成させる必要はありません。むしろ、読者の反応を見ながら変えていくものです。
ただし、名前やアイコンを頻繁に変えすぎるのは避けたほうが良いです。読者が覚える前に目印が変わると、積み上がりにくくなります。
変えるなら、説明文。見せ方。記事の切り口。
このあたりから調整するのが現実的です。
まとめ
専門性がある人ほど、最初から深い話をしたくなります。
でも読者が最初に知りたいのは、専門的にどれだけ正しいかではありません。「この人の話は、自分に関係があるのか」です。
そこがつながったあとで、専門性は強い武器になります。
Substackで最初に必要なのは、深さを隠すことではありません。深さへ向かう入口を、読者の足元に置いてあげること。
専門性がある人ほど、入口は少し広く。
旗は短く、わかりやすく。
それだけで、あなたの経験はもっと届きやすくなるはずです。
引用リスタックやコメントで感想お待ちしております


僕も人材紹介会社でしか働いたことがなく、専門性が限定的なのが悩みです。
サブスタをきっかけに、入口を広げていきます !
サブスタック始めたばかりです。貴重なお話ありがとうございました。同じ記事でも引きつけるようなわかりやすいタイトルにしたり、あまり専門性を打ち出すのも良くないのかな少々難しいですが、試行錯誤しながら頑張っていきます。また記事を見に行きます。