AI文章の“横棒2本”を消せ──AIっぽさは記号に出る
AIで書いた文章は、内容より先に「記号」でAIっぽく見えます。
特に目立つのが、横棒2本。
便利な表現だからこそ、残しすぎると文章全体が同じ匂いになります。
AIっぽさは、横棒2本に出る
AIで下書きを作ること自体は、もう普通の作業です。
構成を出す。見出しを作る。言い換えを手伝ってもらう。
ここまでは、むしろ使ったほうが早い。
でも、そのまま公開すると違和感が残ることがあります。
文章は整っている。
読みにくくもない。
なのに、どこかAIっぽい。
その原因のひとつが、横棒2本です。
「これは失敗ではありません──最初の一歩です」
「大事なのは文章力ではありません──読者の悩みです」
こういう形。
一度なら表現です。
何度も出ると、癖になります。
問題は記号ではなく、型の連発
横棒2本そのものが悪いわけではありません。
問題は、AIが出した型をそのまま残してしまうことです。
よくあるのは、こんな形。
Aではありません。Bです
大事なのは〇〇ではありません。△△です
これは単なる〇〇ではありません。□□の問題です
この型は便利です。
論点がはっきりします。
でも、1本の記事で何度も続くと、読者は中身より先に型を見ます。
「ああ、またこの感じね」となる。
AIっぽさは、文章の下手さではありません。
むしろ、整いすぎた無難さ。
同じ接続、同じ否定、同じ締め方が続くことで、書き手の温度が薄くなります。
公開前に検索する言葉
AIで下書きを作ったら、公開前に次の言葉を検索してください。
横棒2本
大事なのは
重要なのは
つまり
もちろん
ただし
一方で
〇〇ではありません
本当に必要なのは
どれも便利な言葉です。
だから、AI文章に残りやすい。
1回なら問題ありません。
でも、何度も出てくるなら削る。
言い換える。
文を分ける。
たとえば、
「これは文章力の問題ではありません。読者導線の問題です」
これだけでも、横棒を使うより落ち着きます。
さらに良くするなら、具体例を入れる。
「文章は悪くないのに読まれない人は、記事の最後で読者を放置しています。次に何を読めばいいのか、どこを押せばいいのかが書かれていないのです」
こっちのほうが、読者には届きます。
AI文章を自分の文章に戻す
AIっぽさを消す一番の方法は、記号を消すことではありません。
自分が見た場面を入れることです。
AIは抽象から入りがちです。
人間の文章は、具体から入ると強い。
「Substack初心者は導線を整えましょう」より、
「プロフィールに更新してないInstagramだけ貼って、動いているnoteへのリンクがない人がいました」
こちらのほうが、具体性があります。
読者も自分ごとにしやすい。
AIに整えてもらうのはいい。
でも、最後に自分の目で直す。
記号を減らし、型を崩し、具体例を足す。
このひと手間で、文章はかなり変わります。
公開前のAI臭チェックリスト
公開前に見るのは、この6つで十分です。
横棒2本が多すぎないか
「大事なのは」「重要なのは」が重なっていないか
「〇〇ではありません」が続いていないか
同じ構文が並んでいないか
自分が見た具体例が入っているか
読者が次にできる行動が書かれているか
全部を直す必要はありません。
でも、違和感がある場所は残さない。
横棒2本を1つ減らす。
「大事なのは」を別の言い方にする。
抽象論のあとに、実際の場面を1つ足す。
それだけで、文章は少し自分のものになります。
チェックリストをプロンプトにしておく
毎回自分で見直すのが面倒なら、チェックリストをそのままAI用のプロンプトにしておくのもありです。
AIに下書きを書かせたあと、別のプロンプトで検査する。
この2段階にすると、かなり雑味が減ります。
たとえば、こんな形です。
以下の文章を、AIっぽさが残っていないかチェックしてください。
チェック項目:
1. 横棒2本が多すぎないか
2. 「大事なのは」「重要なのは」が重なっていないか
3. 「〇〇ではありません。〇〇です」の型が続いていないか
4. 「つまり」「もちろん」「ただし」「一方で」が多すぎないか
5. 抽象論だけで終わっている箇所がないか
6. 書き手本人が見た具体例や場面が入っているか
7. 読者が次にできる行動が書かれているか
出力は次の形式にしてください。
- 気になる箇所
- なぜAIっぽく見えるか
- 修正案
- 優先して直すべき3点
文章:
(ここに原稿を貼る)
ポイントは、AIに「いい感じに直して」と丸投げしないことです。
先に見る項目を決めておく。
そのうえで、気になる場所だけ直す。
これなら、AIを使いながらAIっぽさを減らせます。
まとめ
AIを使うことが悪いのではありません。
AIの癖を、そのまま読者に渡すことが雑なのです。
AIは下書きを作れます。
構成も整えられます。
でも、最後の違和感を拾うのは書き手の仕事。
公開前に一度、検索してみてください。
横棒2本がいくつあるか。
同じ言い回しが何度出ているか。
具体例が入っているか。
小さな癖を消すだけで、文章はちゃんと自分の文章に戻ります。




少し場面を切り替えたい時に使っていました🤔これから使い方、考えてみます🙌ありがとうございます🙇♀️✨
横棒ダメなんですね。自分は使わないので面白い表現かと思い使ってました。見直します。